ヤマハ YAMAHA YTS-475 テナーサックス

サックス本体
今日はアメリカンなヤマハのテナーサックス、「YTS-475」をご紹介します。

もう10数年前になりますがニューヨークへ行ったときに見つけて試奏したものです。マンハッタンにあるサムアッシュというお店です。

通常「made in japan」と刻印がある場所に「ASSEMBLED IN USA」とあります。

現在のヤマハは日本国内生産の他に例えばYAS-280はインドネシア生産になっていたりしますが、アメリカ国内で組み立てられたサックスがあるようです。

YTS-475 yamaha sax tenor ヤマハ テナーサックス

アメリカ国内組み立て仕様のYTS-475

私が調査した限り、この475シリーズ(ソプラノは除く)にUSA仕様があることがわかりました。→さらに継続して調べた結果、テナーのみアメリカ国内組み立て仕様が確認できております。

日本で生産し、アメリカに輸出したヤマハのサックスにはシリアルナンバーのサイドに「A」のスタンプがありますが、こちらははっきりと「ASSEMBLED」とあることからおそらく日本から部品を輸出して現地で組み立てる方式だったのではと推測されます。

そうです。

お気づきのことかと思われますが、なんとなくアメセルの香りがしますね(笑)

見つけたときはめまいがするほどドキドキしたものです。

ひとまず試奏してみました。

特に手に取った感じは日本製の475と何も変わりませんし、気になるラッカーの具合も香り?なども一緒です。

当時たまたま管理人もYTS-475を吹いていたので吹奏感などの比較ができました。

日本とは異なりバックヤードのような試奏室でわくわくしながら吹くと・・・・

結論から申し上げますと、、うーーん。全く日本製と同じです。

アメリカ組み立てということで期待はしたのですが、変化は感じ取れませんでした。

そもそもYTS-475自体はナチュラルで良く鳴る楽器ですので、何か+アルファがあると面白かったと思います。

なぜわざわざアメリカで組み立てたのか、という疑問は残ります。何があったのでしょうかね。

2179ドル。新品の楽器としてはそこそこします。

といいますか475はしっかり作ってある良い楽器ですのでミドルクラスとしての位置づけですからこのくらいはするのですね。

隠れたおしゃれポイントで人との違いをお求めの方、アメリカのお土産に??にはユニークな選択肢になるかもしれません。

当然のことながらアメリカ国内専売モデルなので日本では購入できません。

すでに475は生産終了モデルのため新品では入手することができませんので、購入を検討する場合は中古で探すしかないと思います。

楽器店で聞いてみるか、イーベイでなら複数枚写真が載っていれば確認することができるかもしれません。

そういえば後継モデルのYTS-480には「ASSEMBLED IN USA」モデルの設定はあるのでしょうか。→継続して調べた結果、後続の480シリーズにはアメリカ国内組み立てモデルは存在しないことがわかりました。

海外モデルのヤマハには日本にはない機種にシルバープレートの設定があったり、ユニークで面白いんですよね。気になる情報がありましたらアップいたします。

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