コーンはヴィンテージ市場でも非常に人気のあるサックスなのはご存知のとおりかと思います。
今回のサックスはその古いほうのコーンではなく、現代のコーンについてです。
ある日こちらの動画が管理人の目に留まりました。
いかがでしょうか。
私はソプラノらしい「ぽわー」とした良い音色だなと思いました。
録音の環境にも依存しますが、軽やかながらも、ねっとりとしたコクのある?音色だと思います。
こちらの動画は「Sax.co.uk」というイギリスのサックスショップの動画です。
もう5年も前にアップロードされたものですが、この手のレビューものとしては異例の47万回の再生となっています。驚きですね。
演奏しているのはJim Cheek という方です。
このお店のレビュー動画にはたびたびご出演されていますが、失礼ながら詳しくは存じません。
英国では有名なプレイヤーの方のようです。
この演奏を見た多くの人がマウスピースは何??という質問をされていました。やはり気になりますよね。
では、気になるセッティングを確認していきましょう。
なるほど、jodyjazzのハードラバーですね。管理人も1つ所有しています。
また別の機会に掲載するかもしれませんが、
jodyjazzのソプラノは息の通りが実にスムーズ、かつ音色を練られるマウスピースだと思います。
このソプラノサックスはコーン・セルマーという現代のブランドの楽器でビンテージのコーンとは別物です。
アメリカ製ではなく、台湾製のものでしょう。
日本でも野中貿易さんが正式に輸入するなど実力は認められているブランドだと思います。
残念なのは、この“Premiere”シリーズが日本には正式なラインナップとしてないのです。
といいますか、英国専売仕様なのか、アメリカでも入手できないようです。
キャノンボールの“The Brute”シリーズや、カドソンの92シリーズのように焦がしたようなアンラッカー仕上げのものです。
例えばコートニー・パイン氏はこの“Premiere”シリーズのテナーをエンドースしていたようです。
Jim Cheek の演奏力の賜物と思いますが、これだけ良い音色がすると試したくなります。
この 英国特別仕様のPSS-380 は“Jim’s soprano”と呼ばれ、話題になっていました。
入手する場合は「Sax.co.uk」さんから購入するのが一番早いでしょう。
お値段のほうは・・・
定価1733€(22万円)、販売価格は1349ユーロ、日本円でおよそ17万円。悪くない価格設定ですね。
諸経費がかかるともう少し上乗せされるとは思います。どこかの代理店さんが輸入してくれると良いですね。
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