今回はダダリオのジャズ向けマウスピースのお話です。
このダダリオは最新の工作機械により削られ個体差が少なく仕上げられており、良き時代のサウンドを体感できる、という触れ込みでした。
つまり、特徴としては、
1、工作精度が高く
2、ヴィンテージ志向であり
3、価格を手ごろに抑えることに成功した
モデルということになります。
比較的新しい製品でこれが出たとき管理人の師も一定期間使っておられました。
ニューヨークメイヤーからの乗り換えでしたが・・・少し使ってやはり元に戻していましたね。
ヴィンテージを意識していてもさすがにニューヨークメイヤーの代替品とはならなかったようです。
メイヤーとは比較してどうでしょうか?
管理人が吹いてきたダダリオは・・・あまりこれと言って印象に残る一本には出会えていません。
ダダリオはややエッジが立つような、音質が硬めのような印象があります。
音量についてはメイヤーとほぼ同じだと思います。
最近のメイヤーも良く鳴る個体が多くなってきておりますので、自分に合うメイヤーの個体に出会うことができたらメイヤーのほうが管理人としては好みです。
同じくヴィンテージを意識しながら、作りが良く、コスパに優れた製品にVandorenのV16があります。
こちらと比較すると、抵抗感はダダリオのほうが軽く楽に吹けると感じました。
結論として・・・
メイヤーがおよそ16000円くらいのところ、ちょい足しで買えますから悪い選択肢ではありませんね。
さらに機械で削った、といえども不思議なことに微妙な個体差は出ますから、そんな中での多田誠司氏の選定品です。
なかなかメイヤーを比べて買うチャンスがない、という方や、このご時世ですからなかなか試奏へ出向けないという場合には安心できる一品になりそうです。
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選定できる環境が身近にない場合は魅力的だと思います。
メイヤー5MMからの移行は・・?
抵抗感・・・同じ開きであれば違和感なく移行でき、息の通りもスムーズでしょう。
音 感・・・ほぼ同じ感覚で鳴るでしょう。
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