今から10年ほど前、キャノンボール、カドソン、ステファン・ハウザー、ポールモーリアなどリーズナブルながら、高品質なサックスがたくさん店頭に並びました。
このinternational woodwindというブランドもまた、台湾・中国サクソフォンの著しい技術向上の流れにのって出てきた新興メーカーの1つで、2000年にLaksar Reese氏によって立ち上げられたブランド、とのことです。
「IW」と略されることが多いようです。
しかし、残念ながらユーザーが少なく、情報が少ないためどんなサクソフォンかあまりよく知られていませんね。
管理人も中古で一度実物を見たことがあるのみです。
日本でもマイナーですが、アメリカでもあまり流行ってはいないのかもしれません。
ニューヨークではSam Ash Music さんが代理店だったかと記憶していますが、店頭には在庫は見かけませんでした。
本社はアメリカ・カリフォルニア州にあるようです。
キャノンボールと同じく、アメリカで企画・デザインし、台湾、または中国で組み立てている楽器です。
日本では現在取り扱い代理店はありませんが、一時期イー楽器.comさんが取り扱っていました。
エンドーサーにはレッド・ホロウェイ氏やドナルド・ハリソン氏がいたりと、ずっと気になってはいました。
2007年ごろには代表のLaksar Reese氏やレッド・ホロウェイ氏も来日して、international woodwindの楽器を演奏しながらプロモーションしていましたね。
さて、そんなinternational woodwindさんですが、まだブランドは継続しておりまして、新しいモデルをリリースしたようです。
ドナルド・ハリソン・シグネチャーモデルです。
昨年、来日したときはセルマーだったように思いますが、たまにこのiwも吹いているようですね。
管理人が気に入っている動画です。
「Nouveau Swing」ヌーボースイング、という曲です。
映像も、音も良く、ワンホーンの爽快な音色を楽しむことができます。
かっこいいですね。好きな音色です。
ドナルド・ハリソン氏といえば、バンドレンV5にオプティマムリガチャーのセットアップですね。
この方がが吹けばどんな楽器でも良い音色がしそうですが、やはり新しいメーカーを使っていると気になります。
このときの楽器がシグネチャーモデルかどうかはまではわかりません。以前はIWの601というシリーズでダークラッカータイプのものを使用していました。
もしくはシグネチャーモデルのプロトタイプかもしれません。
シグネチャーモデルを吹いている様子までありました。
お値段は40万弱ですか・・個人的にはかなり惹かれますがちょっと手を出すには高めの設定に感じます。
ドナルド・ハリソン氏のファンの方はいかがでしょうか。
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