2019年にJJバビット社100周年を記念してリミテッドモデルのメイヤーが発売されました。
管理人は80周年のときは記念モデルを買い損ね、90周年のときはメイヤーはリリースされませんでした。
わりと80周年モデルは近年高値で取引されてきましたが、ここ最近やや落ち着いてきた傾向にあるでしょうか。
ぞれでも定評のあるモデルですね。
今回の100周年記念モデルはアメリカ本国のサイトで見てからずっと気になっていたので店頭入荷のときに連絡もらい試奏、記念に?そのまま勢いで買ってきてしまったものです。
さて、じっくり見ていきましょう。
箱はスタンプ以外代わり映えのないものですが若干大きめのようです。
それもそのはず。
よく見ると元々はテナー用のメイヤーの箱に入っています。
そして付属品がデラックス。
専用のリガチャーにごつめの専用キャップまでついてきます。
リガチャーはこれまでの味気のないものから気合いの入ったものに変わっています。
マウスピースのフェイシングはミディアムのみの設定。
チェンバーはこのモデルにのみ専用に設計された「ニューヨークモデル オリジナルチェンバー」とのことです。
ミディアムチェンバーモデルとスモールチェンバーの中間くらいのようですね。
さてどうでしょうか。
こちらのマウスピースは3本の中から選んだものです。
やはりそれぞれ個体差がありました。
レールの太さも太いもの、細めのもの等違いがありました。
記念のものとはいえ環境が整えば選定することをおススメいたします。
吹いた感じですが、“選んだから“というのもあるかもしれませんが良く鳴ります。
スピード感が出るのはチェンバーの差もあるでしょう。
音量は通常のメイヤー6MMと比して明らかに出ています。
うん、良いですね。管理人は好きです。
音色も良く練られるマウスピースだと思います。
安心感のあるメイヤーらしい音色ですね。
高音も低音もしっかり鳴ってくれます。普通に問題なく使えます。
ややくわえる部分の高さが低いかな?と感じますが10分ほど吹いていれば慣れるレベルです。
ビンテージのニューヨークメイヤーとはまた違いますが、なかなかメイヤーの当たりに出会えない、でもやっぱりメイヤーが好き!という人には良い選択肢です。
値段が実売価格でおおよそ2万円。
ノーマルメイヤーに5千円ほど足せば買えますね。
これより上の価格帯のマウスピースを探すと2万円後半になることが多いのでなかなか良いマウスピースだと思います。
3万円ほどのマウスピースよりこっちが良いという人がいてもおかしくはないマウスピースだと個人的には思います。
中古だとけっこう安値で出ていますのでねらい目かもしれません。
また付属のリガチャーですが、これも予想に反して?使えます。
管理人は普段ウッドストーンのコパーモデルのリガチャーをアルトでは愛用しておりますが、付属リガチャーはリードに触れる面積が少なくなる分軽く吹ける気がします。
やや明るめ、悪く言えば派手めになりますがいわゆる「付属品」のイメージを変えてくれるリガチャーだと思います。
面白いですよ。
メイヤーの100周年記念品、ロマンがあって素敵ですね。
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