どちらかと言えば「これからメイヤー買ってみようかな」と検討している方向けの内容dです。よろしくお願いいたします。
読み方は?メイヤー?マイヤー?
まずメイヤーですが、本国ではメイヤーとは言わずにマイヤーと発音しており、そちらが正しいそうです。
しかし、日本国内ではメイヤーが標準ですのでメイヤーと表記していきます。
メイヤーの5番といえば、王道中の王道のマウスピースです。
初心者はまずメイヤー?
その中でもミディアムチャンバー、ミディアムフェイシング(MM)を有するこのモデルは最も標準的かつ、理想的なマウスピースといえるでしょう。
とりあえず、クラシック以外のジャンルを演奏する人であれば一度は試したことがあるのではないでしょうか。
とはいえメイヤーでもクラシックの音は出せるのでクラシックの人でも持っている場合がけっこうあります。
息のとおりが楽で、音量も出すことが可能で管理人も一番初めに買ったマウスピースです。
それまでは楽器付属のYAMAHA 4Cを使用していました。
マウスピースで音色や吹奏感が変わるなんて想像もしなかったからです。
4Cで2年ほど吹き、当時の先生から「そろそろ変えてみたら?」とアドバイスを受け、楽器屋さんに買いに行ったことがすべての始まりです(笑)
色形も似ているのに、これだけで1万円以上もするのか!?とかなり驚いたことを覚えています。
素材はヤマハのプラスチック製から、エボナイト製(硬質ゴム)となりました。
最初に一吹きしたときの出音と音量の違いにとても驚き自分の世界観が一変したのをよく覚えています。
実はこのときリガチャー(ハリソン)を上下逆さまにつけていたのは後になってわかりました・・・。
なぜメイヤーを使うのでしょう?
メイヤーから変えてしばらく他のマウスピースを使ったあと、何年もたって結局メイヤーに戻ってきた。という話をプロ・アマ問わず聞くことがあります。
そのことからもやはり原点でもあり、到達点でもあるマウスピースであると言えるでしょう。
メイヤーは普通に、素直に吹けばジャズの音が練りやすくなるマウスピースです。
メイヤー自体がジャズのサウンドを無理なく作ってくれる、ということでしょう。
答えになっていないかもしれませんが、マウスピース自体がそういう構造をしているのだと思います。
今日のハンドメイド型ハイエンドマウスピースの多くがこのメイヤーの古き良きスタイルを踏襲していることからもジャズらしい音を奏でるのに適した構造であると思います。
また、やはり外せない要素としてジャズのレジェンドたちが使用し、メイヤーの音色を歴史と共に作ってきたことでしょう。
中でも管理人はPhil Woods氏の音が大好きです。
なんともいえない、艶のある音色。
知りうる限りでは活動期間中はほとんどメイヤーを使用していたことでしょう。
もし、聴いたことがないという方はぜひ一度聴いてみてください。
素晴らしい黄金のアルトの音色を聴くことができます。
長くなってきましたので、続きは「後編」にします。
引き続きよろしくお願いいたします。
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