今回はメイヤーの6SMです。
メイヤーといえばジャズアルトの定番中の定番ですが、番手のお尻にアルファベットが並びます。
これがけっこう吹奏感や音色とかかわってきます。
MSと混同して表記されることが多々あるのですが、SMと記された場合、ショートフェイシング&ミディアムチャンバーの組合せのマウスピースになります。
順番が大事ですよ。
SMならショートフェイシング。
MSならミディアムフェイシングですからね。
さて、マウスピースのパッケージの「Facing Length」というところに「SHORT」と表記してありますね。
マウスピース本体にもテーブルに「S」という刻印があるのがわかります。
それ以外は写真で見ても外見では大きな変化はありません。
ショートフェイシング?と聞いてもあまりピンときませんが、リードが振動する部分の長さが標準のものと比べて短いもの、ということになります。
フェイシングが短ければ振動するリードの長さが短くなり、少ない息で振動して音の立ち上がりが早くなります。
6番と開きは大きくなりますが、音の立ち上がりが早い分オープニングの変更がほとんど気にならないほど軽めの吹奏感です。
管理人は古めのメイヤーを使うことが多いのですが、イメージとしてそれに近い音が出ます。
メイヤー5MMを吹いてきて、ちょっと雰囲気を変えたいなと思う人には良いと思います。
5番に慣れている人には6番へ番手を上げることをオススメいたします。
ソフトに、柔らかい音の中に少しエッジが出てきて、艶やかに吹けるのではないでしょうか。
山田穣氏もツイッターで現行品ならショートフェイシングが良い、とつぶやいておられますよ。
ご興味のある方、なかなか良いメイヤーに出会えない!という人には試してみる価値があると思います。
メイヤー5MMからの移行は・・?
抵抗感・・・ほとんど同じイメージ、抵抗感で吹けるでしょう。
音 感・・・気持ち大きめになり、艶も出てくるでしょう。
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