歴史的にジャズアルトの音の定番として定着しているメイヤーです。
愛用者をあげればきりがないですね。
キャノンボール・アダレイ、ルー・ドナルドソン、グローバーワシントンJr、日本の誇る渡辺貞夫氏、山田穣氏、などなどたくさんいらっしゃいます。
メイヤーというマウスピース自体が自然とジャズらしい音色を作ってくれるような気がします。
落ち着くといいますか、ホッとする音。
力を抜いて自然に吹けば自然と良い音がしてくる、そんなマウスピースです。
クラシック専攻の奏者でも持っている人がいますね。
5MMと比較しては開きが大きくなっていますが、非常にバランスが良く使い勝手の良いマウスピースです。
「少し音を前へ出したい」、とか、「強く吹き込もうとしたときにリードが閉じる気がして息が入っていかない・・・」という場合は無理のないステップアップとして5番からオープニングの変更を検討すると良いかもしれません。
1本持っていれば長く使っていけるマウスピースです。
アンサンブルでの音の混ざり具合がとても良いので、管理人はビッグバンドでも一時期使用しましたが、リードを吹いたときメンバーから「聞こえないよー」と言われてしまいました。
リードアルトには少々馬力不足かもしれません。
一時期品質、いわゆる作りが悪いといった悪評が聞こえた時期がありましたが、
ここ数年で試奏した感触では鳴らないものは少なく、製品精度しっかりしていると思います。
10年前より響きも良くなった(マウスピースの素材が軽くなった??)気がします。
素材からあのラバー材特有のゴムの香りがしてくるようになりました。
製造元のJJバビット社も企業努力しているのでしょうね。
なにより6MMは店頭在庫数が豊富な場合が多く、多いときでは7~8本の中から選ばせてもらうことも可能ですので、納得の1本を選ぶことができるでしょう。
そういえば米国の大統領選挙のときにも話題になった「made in usa」ですが、これは立派なアメリカ製品ですね。
もし、アメリカ国外に工場を移すようなことがあれば現在のメイヤーもかなりの高額で取引される時代がやってくるのでしょうか。
世界中の人々に長年愛されるアメリカ製品、ずっとアメリカで作っていてほしいと願っています。
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