ポールモーリア(P Mauriat saxophones)サックス。今しずかに日本で再始動。

サクソフォンにまつわるコラム
本日はポールモーリアのサックスについてです。

ポールモーリアといえば98年設立のブランドで比較的新しい・・と思っておりましたがもう20年を超える長寿ブランドとなっています。

 

台湾・中国生産系のサックスブランドは出ては消え、出ては消え、を繰り返している中、このポールモーリアブランドは長く親しまれていますね。

 

フランス企画、台湾製造のブランドですね。

カウントベイシー・セクションで使われていたポールモーリアサックス。代理店募集中の案内が。

2000年の最初のころはイシバシ楽器さんが代理店だったように記憶しております。

 

システム76あたりが出始めで、ビンテージルックのマットフィニッシュが流行っていました。

カドソンにも同じ仕上げがあり人気でしたね。

 

ところで、日本において「ポール・モーリア」といえばこの人。

根強いファンが多い、故ポール・モーリア氏

ですね。

バブル期あたりに一世を風靡したフレンチ・イージーリスニング・オーケストラで、現在でも根強い人気があります。

マジックするときに後ろで流れる曲の人、といえば話は早いかもしれません。

 

その名前を冠してはいますが、特に監修、とかではないようです。

 

管理人が2009年ごろニューヨークへ行ったとき、楽器店でテナー吹いているお兄さんがおり、すごく良い音がしていたので何使ってるの?と聞いたら「P(ピー)モーリア」と答えてくれました。

ポールモーリアという読み方じゃないんですかね。

 

北米ではポールモーリアさんの認知度が今一つなのでしょうかね。

 

当時のニューヨークのビッグバンドのサックスセクションにもポールモーリアのようなアンティーク仕上げのテナー持った奏者がけっこういました。

 

枯れた良い音を出すんですよーほんとに。

 

土地柄に合うというか、ちょっと肌寒いニューヨークの街並みにくすんだ色のポールモーリアがよくマッチしていました。

管理人も一度試したことがあります。枯れた音を出しやすく、カッコいい楽器ですよ。

街中のあちこちの楽器店で販売されていて、現地では人気があるように思えましたね。

 

今でも北米圏、欧州圏では売れているようですね。

くすんだ仕上げがカッコイイ・・・

さて、日本での最近の取り扱い事情はといいますと、一時期日本における正規取扱店がなく、空白期間がありましたが、現在では新大久保のDACさんが取り扱いをするようになっております。

 

と同時に新しいプロモデルもラインナップされており、支柱がオリジナルデザインだったりと個性豊かな仕上げが揃っているようですね。

先日岡崎正典さんの選定があったりと盛り上がってきているようですね。

昔からポールモーリアといえばジェームス・カーター氏や、Koh,Mrサックスマン氏などがエンドースしているのは知っておりましたが、最近では藤野美由紀さんも愛用されているようですね。

ポールモーリア、といえばジェームス氏でしたが楽器良く変える方なので今はわかりません・・・

リニューアルして再上陸のパワーアップしたポールモーリア、楽しみな存在で注目です。

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