もし予算が許されるのであればラッキーです。
選択肢として申し分のない楽器です。
1本あれば買い替えることもなく、一生もののサックスになると思います。
そういった意味では投資がいのある楽器かもしれません。
今なお値上がりを続けていることからリセールバリューも市場で最も高く、手放す際も高額での売却が期待できそうです。
学校の部活で使用するのであれば、吹奏楽ならシリーズ2、高精度な音程が求められるクラシックであればシリーズ3が良いでしょう。
趣味の範囲として使用するのであればもうどれを購入しても何の問題もありませんが、シリーズ2を選んでおけば音楽の方向性に関係なく使用可能です。
シリーズ2は最新設計のシリーズ3が出た後も継続して生産されるベストセラーモデルです。
対応できないジャンルはありません。
もしジャズがお好きな方であれば、リファレンスシリーズが良いかもしれません。
手作りの楽器ですので、同じように作られた楽器でも個体差があります。
購入の際は楽器店店頭で吹き比べるか、経験者、またはプロ奏者に選んでもらいましょう。
店頭で難しい場合はプロ奏者の選定品(すでに個体差を考慮して選び抜いてあるもの)という選択肢がありますので、そちらを利用すると良いかと思います。
安定した品質から世界中のプレーヤーに選ばれているヤマハサックスですが、
最初のサックスであれば、YAS-62、YTS-62が良いかと思います。
現在ではカスタムモデル875、82Zが存在していますが、62モデルはその昔はヤマハの最上級モデルと位置づけられていました。
細部の仕様変更はありますが、今日まで受け継いできている世界的超ベストセラーモデルです。
すべてにおいてバランスが良く(もちろん値段とのバランスも)ジャンルもオールジャンルです。
使いやすさと音色の良さをかわれ、現在でもプロ奏者に愛される楽器でもあります。
特にアメリカのミュージシャンに人気がありますね。
予算的に難しい場合はその1つ下の480シリーズが良いかと思います。
もっともベーシックなモデルは280になりますが、後述しますが、購入後オプション品の選択肢がありません。
部活動などで使用することを考えれば62一本あれば入学から卒業まで不自由なく過ごすことができるでしょう。アクセントが欲しければ銀メッキ仕様の62Sを選んでも面白いですね。
管理人も62Sはおすすめの1本です。
もちろん予算が許すのであれば、あと少しがんばってカスタムモデルの82Zや875を選ぶと学校卒業後も長く使える楽器になると思います。
もし予算が十分にあり、レンタル楽器でがんばってきたけど、そろそろマイ楽器が欲しいなという方にもうカスタムシリーズが最適です。
875EXについてはどちらかといえばクラシックの傾向があり、そういう方向へ行きたい方へおすすめです。
今まで弱点であったヤマハ純正タンポのべたつき、ですが、ヤマハ製サックスのタンポは2019年2月より新品はイタリア製のタンポへ切り替えられ改善されました。
楽器への改良も加えられ、新品価格は上がっています。
現在のヤナギサワはヘビータイプとライトタイプに分けられています。
価格にすると10万円を超える価格差があり、ライトタイプが入門用なのかと思われがちですが、柳澤社長が自信を持っておっしゃるように両方ともプロモデルです。
価格も違いますが吹いたときの吹奏感、抵抗感も異なります。
管理人はすべてのモデルを吹いたことがありますが、ヘビータイプはやや抵抗を感じますので、
最初に使うのであればライトタイプのWO1もしくはWO2がおすすめです。
ライトタイプシリーズは驚くほど良く鳴る楽器で楽器本体に振動がブンブン伝わってきます。
鳴りを基準に考えるならこれがナンバーワンでしょう。
元気よく鳴る楽器を使えば部活も、レッスンも楽しく過ごせますね。
ライトタイプ1本あればなんでもこなせてしまいます。
ヤナギサワはブロンズブラスが売りでもあるので、少し予算に余裕がある場合はWO2を選ぶとよりヤナギサワらしさが感じられるはずです。
ジャズ系の方向がお好きな方はブロンズブラスモデルを選択すると、柔らかく、枯れた音を表現しやすくなると思います。
ライトタイプであれば管理人のおすすめはWO2です。
ヘビータイプは抵抗感も異なりますが、アンダースラングタイプのネックやダブルアームキーの採用等で、外観・音質共によりヤナギサワらしい音がします。
ヤマハのカスタムの時と同様、予算が許すのであればWO10、WO20は非常に魅力的です。
1つ欠点をあげれば世界的に人気なのと、職人による丁寧な手作りなので、在庫が少なくなりがちです。試奏の際は在庫を確認してから向かうと良いと思います。
さて、今回はここまでとしまして、次回はまだあります!おすすめの理由編です。
よろしくお願いいたします。
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