サックスのリードの15年後を予想する。リードの値上がりはどこまで続くのか?

サックスと周辺小物について
本日はサックス関連小物の値上がりについてです。

ここ15年ほどの間に、サックス本体、マウスピース類は値上がりが続いております。

原材料費の高騰や人件費の問題もあることでしょう。

 

それだからこそ、工場を台湾や中国、ベトナムに移すことで比較的リーズナブルな価格で高品質なサックスが一方では登場しているともいえます。

 

今回は、サックス吹きにとっては避けて通れない必需品かつ消耗品「リード」についてです。

 

「最近リード、高くなったなぁ・・・」

 

と思う方いらっしゃいますか?

 

こちらをご覧ください。

 

 

今回は「ウッドストーン」のリードを一例に価格の移り変わりを見てまいりましょう。

*テナー用です。

★一番左端は2008~2009年ごろのリードです。

◎税込み¥2845

 

★中央は2016年当時のリード。(管理人はリード管理のために購入年月を記載しております)

◎税込み¥3100

 

★そして右側は2021年のリードです。

◎税込み¥3740

 

税抜きで2635円だったリードがおよそ15年で3400円になりました。

 

価格上昇率は29%になります。

 

税込みで3740円ですのでもう4000円が目前ですね。

 

このペースで上昇続けると、もう15年後にはつまりは2037年周辺のリードの価格は・・・・

 

税抜きで4400円となり、現行税率ですと、4840円となります。

 

仮に消費税が20%になっていたりした場合は税込み価格は5280円となり5000円を超える可能性もでてきている、ということでしょうか。

厚生労働省の発表によると、日本人の賃金の上昇率は下がってはいないもののほぼ横ばい、ですので

このままのペースで楽器周辺機器の価格の上昇が続けば、そのうちサックスは気軽に始められるものから「高級な趣味」となってしまうかもしれません・・・。

まぁ・・・あまり無理をいうのは申し訳なく思いますが、

本音のところではリードは2500円周辺の価格で購入できると理想的で大変助かります・・・。

 

3500円と聞くとCDアルバム1枚分じゃん!!

 

というイメージがあります。

 

とはいえ原材料である「ケーン」の価格高騰や輸送コスト(今船便がとても高いそうです)の上昇が大きく影響はしてそうですね。

フランス産のケーンがやっぱりサックスのリードには合っているという特殊な事情もあるでしょう。

部活で消費の激しい学生さんや音大生の方にとっては頭の痛い問題でしょう。

 

とはいえ、以前と比べてしっくりくるリードが増えたようにも思います。

 

バンドレンのように1枚1枚パックしてみたり、あるいはばら売りしてみたりそれなりの工夫はありますね。

それこそリードギークのようなリード調整用品(また記事にまとめますね)を使用してリードの寿命を延ばすことができれば安くてどんどん買うよりも経済的なのかもしれません。

ここで例に取り上げたウッドストーンのリードは品質が良く、いわゆるあたりのリードが多い

と感じるので今後はより安定的な品質のリードに需要があつまるでしょうね。

サックスとは何かと維持費のかかる楽器ではありますので、

定期購入サブスクリプションサービスでやや安価に購入出来たり、あるいは、それこそ1枚ずつオーダーできたり・・・なんとかそのあたり工夫していけると良いですね。

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

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