当ブログでは基本的に管理人の手持ちを中心にご紹介しているので、肯定的な内容が多くなります。
試奏して良かったから購入していますのでね・・。
しかし、ネットオークションや海外での買い付け等、一発勝負の現場もあり、ときには失敗することもあります。
本日はうまくいかなかったものの1つのお話です。
リコのマウスピースは日本の楽器店の感覚だとなじみがありませんが、アメリカではこの箱のままマウスピースパッチなどの小物と一緒にぶら下げて売っていたりします。
価格はおよそ19ドルとマウスピースにしてはリーズナブル。
そもそもリコのマウスピースとは何者なのでしょうか?
実は意外な人物が関わっているのです。
アーノルド・ブリルハート氏です。
80年代にブリルハートによって設計され素材も革新的なものが採用されている、
とのことです。
ブリルハート氏といえば、トナリン、エボリン、レベルエア、その現代版のARB等、現代でも愛用者の多いマウスピースですね。
そのブリルハート氏の設計のマウスピースが20ドル以下。
これは試してみるしかありません!!
ということで購入しました。
見た目はプラスチックに凹凸加工した素材のように見えますが、グラフトナイトとはポリカーボネイト製です。
表面はざらざらしています。
重さは軽いですね。
そして「B」とはBチャンバーのことでミディアムチャンバーです。
バッフルの構造からもわかるようにリコのシリーズの中では最も明るい音のするマウスピース、という位置づけです。
オープニングは.060インチ、ですのでDukoffだと5番、バンドレンだとS25と同等の開きとなります。
ARBではソプラノの5番は.060インチですからB5の「5」はブリルハート式のオープニング表記なのかもしれませんね。
ワクワクしながら吹いてみます。
おお!これは!吹きやすく、音色もちょっと今までの傾向とは違うぞ!
キラキラした成分が含まれていてこれは良さそうだ!と調子乗って吹いていましたが・・・。
音程に難あり。
うーん・・・低い。
音色は良いのですが。音色は。
そもそもこのマウスピース、長いんです。
コルク一番奥まで差し込んでも、ちょっと厳しい。
管理人の修行不足ですかね・・・。
とはいえ!安価な価格設定と、人と同じものは使いたくない方、素材や中身の違いからくる独特の音色(音色は管理人の好みです)が気に入ればチャレンジする価値あるマウスピースだと思います。
管理人もそのうち再びチャレンジします。
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