少々間隔が空いてしまいましたが、またしても仏・セルマーよりビッグニュースです。
一週間ほど前から予告されておりましたね。
何が出るのやら?とワクワクしておりましたが、新型サックスの登場でした!
論より証拠、早速みていきましょう!
今回のシグネチャーシリーズはアルトとテナーでの発売です。
そして、どうやらセルマーとしましては、
「エントリーレベループロフェッショナル」モデルのアクソス。
「ハイエンドープロフェッショナル」モデルのシュプレーム。
この中間に位置するモデルを投入したとのことです。
つまりは一応は「アクソス<シグネチャー<シュプレーム」
という並びとなっている、ということです。
アクソスではイメージが違う。
しかし、シュプレームでは良すぎる(あるいは予算オーバー)
という方にはまさに気になるモデルとなりうるでしょう。
とはいえ、堂々の「プロフェッショナルモデル」です。
といいますのは、このシグネチャーモデルは、アルトはシリーズⅡ、テナーはシリーズⅢがベースということです。
セルマーいわく、
「シリーズⅡ、シリーズⅢをシュプレームで得たものを投入し、音的にもキーアクション(操作性や触り心地など?)的にも進化させた」
という狙いのようですね。
つまりはシリーズⅡとシリーズⅢの最新進化系。ということになりそうです。
では具体的にメカはどうなのか、という点ですが、
The ergonomics of Signature saxophones benefit from the latest innovations, updated for the Supreme: a new 3-point neck receiver system for better sound homogeneity, a nickel-silver tightening ring for greater density in this sensitive zone, an octave key with Teflon supports for more mechanical fluidity… 出典:https://www.selmer.fr/ セルマーパリ公式サイトより
ふむふむ・・。
詳しいところは、実際の奏者のレポート等が増えることを待つことにして、
シュプレームモデルのアップデートが反映されているようですね。
主にネックジョイントの部分に改良が施されています。
3点支持ネックレシーバー(これは?)や
ニッケルシルバー・・つまり洋白製のネックソケットが搭載されています。
これはヤマハや、カドソンなどでもお馴染みの装備ですね。
そしてオクターブキーまわりのテフロン加工。
これはヤナギサワでも以前より投入されている技術ですね。
またネックの内径にも手が加わっていますから当然吹奏感も従来のものと異なってくるでしょうね。
なんとなくですが、従来型よりレスポンスが良くなっているような気がします。
中にはセルマー独特の良い意味での抵抗感がなくなった・・という感想も出そうな予感がします。
あくまでも予感ですが。
さて、そうなると次に気になるのが・・シリーズⅡは生産継続されるのか問題。ですね。
すでにアルトではシリーズⅢ、リファレンスが製造終了しています。
現段階ではアナウンスされていませんので、まだ生産は継続されるかと思いますが、改良型という位置づけを考えるとそう遠くない将来生産が終了する可能性はありますね。
新しいものを購入するのもあり。
シリーズⅡも大ベストセラー&名機ですから、ほしい方は今のうちにそちらを購入する、というのも
ありだとは思います。
さて!気になるお値段は!
アルトのシグネチャーモデル、標準的なダークシグネチャーラッカーモデル(彫刻入り)で、
実売価格は¥995,500
他従来どおりのラインナップですね。
ウインドブロスさん等で早速取り扱いがあります。
2023年9月15日より発売です!
本日もありがとうございました!
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