皆さんも一度は見たことあるかもしれない「ヤマハのリガチャー」
ヤマハのサックスを買うと付属品としてついてくるアレです。
別に新製品という話ではありません。
ヤマハサックスに付属のマウスピース「4C」に組み合わせてお使いの方もいると思います。
見たところ何の変哲もないプレーンなリガチャーですよね。
あなどるなかれ、このリガチャー普通に使えるんです。
大手ヤマハのメーカー品ですから「普通に使える」というのは失礼な話・・ですね、ごめんなさい。
でもあえて言わせていただくと、マウスピースの最初の買い替えのタイミングでリガチャーもセルマーやハリソンなどにアップグレードしてそのままほったらかし・・・
あるいは楽器屋さんに売却した、という方もおられるのではないでしょうか。
「ちょっと勿体ないです!」というのが今回のお話です。
実はあの平原まことさんは「ヤマハ・リガチャー」を愛用されていました。
亡くなられて公式HPもリニューアルされておりますので、当時の平原さんのHPに掲載されいたコメントを引用いたしますと、
ヤマハアトリエで試奏の時に勧められました。
「オッ」という感覚でしたね、ヤマハのリガチャーもすてたもんジャ~ありませんよ!
ヤマハの関係者の方々ご免なさい!
まず音がクリアーでパワフルでお仕事のレコーディング向きかな?
リードを選ばずポップスやフュージョン系に向いている。
もっぱらこれを使っています。
とのことです。
正確には、平原さんのヤマハリガチャーはGP(ゴールドプレート)仕様で、市販のラインアップにはありません。残念。
ヤマハアトリエでの出来事のようですから、試作品や試験品などなのでしょう。
ゴールドプレートの楽器は買ったことないのでわかりませんが、875EXGを購入するとリガチャーもGPなのでしょうかね??
なお、管理人が購入したアンラッカー仕様のYAS-82ZULに付属してきたリガチャーはキャップともにアンラッカー仕様です。
特別感がありますね。
シルバープレートの楽器を購入するとリガチャーもシルバープレートです。
これといって特筆すべき点はないですが、吹奏感・抵抗感共にナチュラルです。
シルバープレートのほうが若干抵抗感と、味付けがプラスされる感じはあります。
さて。
ここまでお読みくださり、ヤマハのリガチャー気になった方にはリガチャーのみ別売りにて購入することも可能です。
公式のラインナップではゴールドラッカーとシルバープレートのみです。
価格はゴールドラッカー、シルバープレートともに2750円。
サックス小物にしてはリーズナブルなほうですし、高価な小物が増えましたからプレーンでシンプルな実力者存在はありがたいですよね。
このヤマハ・リガチャーは「少々径が狭め」でキツキツになることがありますので、メイヤー系でもちょっときつめかな・・・と感じます。
使えないことはないですが、ネジには管楽器用のオイルをさして使うと装着時にスムーズになり、なお良いかと思います。
ちなみに、アメリカではですね、カスタムモデルにはこのヤマハリガチャーが付属しますが、スチューデントモデルにはアメリカ製の別のリガチャーが付属することになっています。
おそらく・・・メイヤー、クラウドレイキー等買ったときについてきたアレです。
最近は仕様が変わり刻印がないリガチャーがありますが、以前はアメリカ系マウスピース買うとこれがついてくることが多かったですね。
価格は13ドルですから、ヤマハ製のリガチャーのおよそ半額です。
アメリカでは本家ヤマハ製のリガチャーは上級モデル扱いなのでした。
実は定評のある「ヤマハ・リガチャー」
お手持ちの眠っている一品も目覚めさせるのもサックス・ライフには面白いですよ!
今回もありがとうございました!
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