久しぶりの記事が寂しい話題になってしまいました。
2023年3月2日、ウェイン・ショーターさんがアメリカ・ロサンゼルスで亡くなりました。
御歳89歳。
残念ですね。
氏については、もっと詳しい方がおられると思うので当ブログ内では多くは語りません。
1933年にニュージャージー州のニューアーク生まれ。
26歳でレコーディングデビュー。
テナーサックスもさることながらソプラノサックスも頻繁に使用し、オリジナリティあふれる音色と、作曲家でもあり、多くの作品を生み出しました。
一度、ロンカーター氏とハービーハンコック氏だったかと思いますが、トリオで来日された公演を当時の師匠に誘われ聴きにいったことがあります。
確か楽器はじめて3年目くらいで、じっくり聴いても何の曲を演奏しているのかわからなかった思い出があります。
達筆すぎると何の字かわからなくなるような・・・感覚でした。
その後、テナーの音色にハマり、一時期ウェザーリポート良く聴いておりました。
段々とレジェンドがいなくなり、寂しい限りですね。
国内でも勝田一樹氏が「僕も作曲面で影響を受けています」
と語っております。
海外ではあちこちのプロミュージシャンが追悼のコメントをすぐさま出していますね。
さて、ウェイン・ショーター氏といえば・・・
アルバム・ネイティヴ・ダンサーでも演奏しているようにソプラノの名手であることは説明不要かと思います。
実に心地よくスムーズで、かつ、病みつきになるオリジナリティあふれる音色です。
氏の楽器は、
ヤマハが世界に誇る名器「YSS-62RS」、そして「YSS-875S *【875EXS説もあり」ですね!
いや・・・かっこいいですね。
YSS-62RSは説明不要な伝説の名器ですが、
ウェイン・ショーター氏は「YSS-875S」(またはYSS-875EXS)を気に入って使われていたようで、長い期間この楽器で演奏されています。
テーブルキーの形状から875EXSとも考えられるのですが、ネックは旧ヤマハロゴのものを使用していますね。
プロ向けの楽器は開発において試作品を使用し、フィルウッズ氏のYAS-82ZULのように、そのままプロトタイプを気に入り使用することもあるので、875と875EXの中間的な存在なのかもしれませんね。
「YSS-875S」使いといえばウェイン・ショーター氏のイメージが強いですね。
マウスピースはオットーリンクのトーンエッジ・ハードラバー、リバイユのジャズモデルのハードラバーを使用されておりました。
管理人もこのウェイン・ショーターに憧れて、一応オットーリンクのマウスピースもっておりますが、後日別記事内で紹介いたしますね。
一時期ヤナギサワのS-992も使用したことがあるようです。
直近ではセルマーのシリーズ3もご使用されていたようです。
忙しい中に、ウェイン・ショーター氏の演奏が聴きたくなりました。
お気に入りのCDをかけながらしばらく偲んでいようと思います。
本日もありがとうございました。
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